かつて星は、夢をみた 滅びの道をたどるはずだった一つの星 死に面した星は、ひとつの夢を見た。 自分の生きた歴史を振り返る、壮大な夢を・・・ その夢を垣間見た、少年少女たちがいた 未来を知った彼らは、時空を越え、歴史を改変する ときに王国暦1000年、ガルディア王国全盛の時代のこと 滅びの未来は死に、星の平和は未来永劫、約束されたかに見えた だが、新しい未来の誕生の陰ではまた、新たなひずみも生じていた・・・ 時は流れ、20年もの月日がたった ガルディア王国は滅亡し、覇権は軍事国家パレポリへと移る そして物語は、辺境の地エルニド諸島へ・・・ 平凡に暮らしていた少年、セルジュはふとしたはずみで別の世界へと迷い込む そこで彼は知ることとなる。自分自身にかかった大きな運命を・・・ 星の見る夢は、まだ終わらない・・・